【K20Dレビュー】改善要望 ― 2008年03月17日 23時07分37秒
何回かにわたってK20Dのレビューをしてきましたが、賞賛することがほとんどでは、ひいきの引き倒しのように見えてしまう(別にヨイショしてるつもりは全然無いんですけどね)ので、改善してほしい点もまとめてみることにします。
1.ライブビューについて
個人的に一番もったいないと思ったのはここです。ピント合わせに使うには厳しい画質だというのは以前にも書きましたが、ライブビュー時はISO感度や露出の変更も出来ず、レスポンスも低下してしまうため、現状ではなかなか使い辛いです。
確かにペンタミラーの構造上そもそもライブビューが難儀なのはわかりますが、他社もそれぞれのアイデアで機能を向上させている部分でもあり、今後も搭載するのであれば何とかしてほしいところです。
2.操作系について
私がペンタックスのデジタル一眼レフカメラを選んだ理由の一つに、操作系のわかりやすさがありました。他社の機種がどこをいじれば必要な機能を呼び出せるのかがわかりにくかったり何回もボタンを押さなければいけなかったりしたのに対し、ペンタックスは設定の階層が浅くなっている上、階層構造も感覚的でわかりやすいと感じたからでした。
K20Dも従来の操作系を維持しているので基本的に操作性は悪くないのですが、カスタムイメージや連写設定を変更するたびに「Fnキー→方向キー数回→OKキー」の操作が必要なのは、結構つらいです。ファームアップで、ダイヤルキー等への操作割り当てを実現してくれればなあ、と思います。
3.ファイル管理について
K20Dの高速連写を使っていると、100枚単位であっという間に写真の数が増えて行くわけですが、これを本体で管理するのは至難の業です。撮影に失敗した写真をまとめて消去したくても、一枚一枚選択して行かなくてはいけません。たとえば、「高速連写したシーンは一つのフォルダに纏める」機能があるだけでも、だいぶ変わってくるのではないでしょうか。
4.まとめ
なんか細々とした指摘ばかりになりましたが、現時点ではこのぐらいしか不満がないというのが正直なところです。ファーストインプレッション時に感じた、K10Dとは別物だという感覚は間違っていなかったと思います。全体的に、非常に完成度の高いカメラであることは間違いないでしょう。ペンタックスの絵作りに魅力を感じる方であれば、文句なしにおすすめだと思います。
コメント
_ 涼月 ― 2008年04月02日 00時41分51秒
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K20Dレビューで検索して、こちらに辿り着きました。
私も購入したてで、参考にさせていただきました。
なお、カスタムイメージの選択は前ダイヤルで可能ですよ。
ご参考まで。